この日は盛りだくさんだったので、かなり長くなりますがご容赦を。
帯広の孤独な夜が明けて、外に出てみるとかなりの降雨の跡が。バイクカバーに水たまりができていた。まだ新品なので、シートの油が付着しており、畳む(丸める?)のも一苦労。幸い雨は降っていないようなので、結構距離を走るつもりだったので、朝6:10にはホテルを出る。
本日の宿は斜里町の「クリオネ」である。途中はどういうルートで行こうかいろいろ考えたけど、娘に「まりも」を頼まれていたのを思い出したので、阿寒湖経由で向かうことに。
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阿寒湖はただの観光地 |
阿寒湖には全く興味がない、っていうか、売店街も含めただの観光地なので、買うものだけ買ったらそそくさとGood-by。
阿寒湖を出て国道241号を弟子屈方面に向かい始めたらまたしても雨が。峠道で雨はイヤなんだよなー。慎重に運転していたはずが、あっと気づいたら反対車線に膨らんでしまい、センターラインに乗ってしまった。そしてそのまま転倒。一瞬の出来事だった。
左前のウィンカーレンズが砕け散り、左肘と左腿を激しく道路にこする。雨合羽がボロボロになるが、体は大丈夫なようだ。クソ重いドラスタだが、火事場の馬鹿力なのか、一瞬で起こすことができた。対向車も後続車もなくて本当に良かった。どうなっていたことか。
走りだそうとするがギアが入らない。ギアボックスが壊れたとは思えないので、シフトペダルが引っかかったか?やはり、クランクケースにシーソーペダルの後ろ側が引っかかっているようだ。ペダルを戻すような工具はないので、とりあえず下界に降りなければ。
4速しか入らなかったけど、下り坂だったので何とか弟子屈の市街地にたどり着く。GSを見つけたので給油ついでにバイク屋の所在を聞いてみたけど、休日だし、バイクショップ自体がないらしい。そのかわり、すぐ近くに
ネッツトヨタがあるので、そこの整備スタッフに聞いてみては、とのこと。
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お世話になりました |
整備スタッフのお兄さんたちに単管パイプでペダルを曲げてもらったところ、ちゃんとギヤチェンジできるようになった。助かりました!これだったら、GSでも良かったんじゃ?
何はともあれ、動くようになったのでせっかく近くまで来たことだし摩周湖に寄ってみる。弟子屈市街は曇りだったけど、摩周湖に登る坂は霧が出てたから諦めていたんだけど・・・。
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摩周湖の湖面が見えた! |
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カムイシュ島のアップ。TZ30のズームはすごい |
いやあ、感動。諦めていたのに。このツーリングのために、PanasonicのDMC-TZ30を急遽購入しておいてよかった。光学20倍ズームは凄い!
摩周湖を後にして、国道391号を走っていると何やら硫黄の匂いが。「硫黄山」という看板が出ているので寄ってみるとこの世とは思えない世界が。
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完全に噴火だよ |
アトサヌプリ、通称「硫黄山」。硫黄の強酸により、あたりは木が生えていない。ここは草津の殺生河原と違い有毒な硫化水素ガスがないらしく、噴煙を上げているすぐ近くまで行くことができる。とても不思議な光景だった。
その後、硫黄山のすぐ先にある川湯温泉に立ち寄ってみた。共同浴場があったので、バイクを止めると2名のライダーが温泉から出てきて帰るところだった。
「ここは源泉掛け流しですよ」「250円です」情報をもらう。
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昭和レトロな共同浴場 |
とてもいい温泉だった。強酸性の硫黄泉で、傷にとても効くらしい。転倒した時に左肘と左腿をすりむいたので、ちょうどいいじゃん!一緒になった福岡からのお兄さんと2人で、地元のおじいちゃんからいろいろと温泉について聞かせてもらった。少し有吉似のお兄さんは昨日、俺が目的としている知床で偶然国後島が見えたらしい。よし!俺も見る!
斜里についたのは午後2時。斜里につく頃にはいい天気になってきたので、ひょっとしたら国後島見えるかな?と思い、そのままウトロを目指す。
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憧れの「知床」の文字が |
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知床岬はこの先 |
ウトロから知床横断道路に入り、知床峠を目指す。すると、だんだんと霧が出てきて、峠と思われる場所では真っ白(´・ω・`)
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なーんも見えない |
知床峠手前から雨が降りだし、羅臼側は完全に雨になっていた。それでも淡い期待を抱いて羅臼に降りる。
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羅臼から国後島・・・の方向。 |
やはりなーんも見えない。時間も4時を過ぎてたので、とっとと羅臼を後にする。暗くなる前に宿に着きたいからね。そして、来た道を逆戻りする。やはり峠は真っ白で、ウトロ側はいい天気。おっと、お客さんだ。
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観光客から餌もらってるらしく丸々してる |
しかしながら、ウトロからの帰りもところどころ豪雨にあう。もうカッパ手放せないな。あ、転んで破けたところはガムテープで補修してある。ガムテープ最強。
クリオネには6時過ぎに着く。一人部屋にしたのだが、大部屋で良かったなあ。(一人部屋は3,000円、大部屋は1,000円)
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この六畳を一人で。贅沢。 |
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お風呂は天然温泉掛け流し。24時間入浴OK |
ここの温泉はめちゃめちゃ気持ちいい!
モール温泉というもので、つるつるしてあったまる。温泉から出たら、ちょうど飲み始めようとしている3人に「どうですか?」と誘われて一緒に飲むことに。神奈川のTさん、大阪のKさん、同じく大阪のM君。3人とも連泊しているらしい。とても楽しく、あっという間に消灯時間。
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奥に見える女子大生5人から、作りすぎたおにぎりをいただいた。 |
いやー、こういう出会いはいいねー。(ここはライダーハウスも隣にあるけど、俺達の泊まったのはゲストハウス。)
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